社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2009/11/1(日)

 とっても身近で、いい研修会だったと思いました。40数年の活動実績を持つ調布心身障害児・者 親の会が、今年NPO法人化したのを記念して11月1日、調布社会福祉士会と共催で実施したのです。題して「〜母親が倒れた!そのとき子どもは!?〜」というショッキングだけれど、誰もが遭遇しそうなテーマ。安心して豊かに暮らせる地域をつくるにはどうしたらいいか、自分たちに何ができるか、行政や地域とどう「つながり」をつくっていけばいいだろうかを、総合福祉センター満杯の200人を超える参加者みんなで考えました。

 参加者を惹き付けた要因の1つは、講師、シンポジストの人選にあったと思います。どなたも理論に溺れることなく、障害者の調布における日々の生活の実態を体験され、あるいは熟知されており、当たり前に暮らせる地域づくりへ視点を絞っておられました。お子さんと共に歩んだ数十年の悲しみ・喜び、この町の障害者福祉の歴史を教えられました。私たち事業団の施設、なごみ・まなびや等々ご利用にあたっての不便さや助かりの話もポンポン飛び出し、ヒヤヒヤすると同時に少しはお役に立てているんだなとうれしく思いました。「この子は1人では生きていけない」「グループホームやショートステイの経験で、確実に大人になっている」「何でも創意工夫と試行錯誤の繰り返し」等々、今も耳に残ります。

 これだけの研修会を開くには、相当なエネルギーがいったことと思います。行政や私たちが同じことをしようとすると、お金が何倍もかかり参加者は少し、といった結果が目に浮かびます。市内全域に会員さんがいて、その方々がみな会員のためだけでなく地域のためにと頑張れることを実証された意味でも、いい研修会だったと思います。

                 平成21年11月1日 吉尾。





 
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