社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2012/1/4(水)

 2012年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 皆様には新たな希望を胸に、健やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 本年も引き続き、調布市社会福祉事業団の事業の推進と発展に、皆様方のご支援、ご理解、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、日本に限らず地球のあちこちで心が痛む大きな自然災害が発生しました。特に東日本大震災では、これまでに経験のない規模の地震・津波が、尊い人命や財産を奪い去り、原発事故を引き起こし、東北地方を中心に未曾有の災害となりました。未だ先が見えない被災地の復旧・復興等厳しい状況の中にあって、「絆」や「つながり」を強く意識しながら様々な活動に取り組んできた一年でもありました。多くの被災者の方々が故郷に戻る事ができず、避難先や仮設住宅等で新年を迎えています。被災地の皆様に旧年中のご心労を心からお慰め申し上げ新年のご多祥をご祈念申し上げます。
 元旦は驚きの地震が発生しました、少し長く感じていましたので何処かで大きな被害が発生したのではと心配しましたが大事には至らずほっとしたところでした。私は初詣でに地元の高幡不動尊に行ってきました。今年も大変な賑いで、参拝者で門前通りから長い行列ができていました。境内では、お護摩札や炎の団扇、破魔矢、交通安全のお守りなど大事に抱えた子ども連れや若いカップルも含め大変な賑いです。帰宅途中、歩きながら澄んだ空を見上げると美しい雲がゆっくりと流れ、屋敷林の方から聞こえる鳥のさえずりや風の音に耳を傾けぼんやりと冬木立を見渡すと、庭の古木の柿木に熟れた実が沢山ついていました。中には熟して崩れた実やヒヨドリやムクドリの食べた形跡も見られる穴のあいた実が、今にも落ちそうになっていて、飽食の時代のお陰で大好物が残っていることが野鳥にはご馳走となっていました。日ごろあまり気にしない当たり前のように感じていた古いお宅やお稲荷さん神社、小さな公園も、よく見ると結構変化があって意外な発見があります。
 昔の面影が少なくなってきています。ただその光景を眺めているそれだけで静かな穏やかさが、心に満ちてくる幸せな時間でもあります。冬の日差しは強くはないが太陽が低いので、静かな屋敷の邸内に木々の長い影が伸びていて私の歩いている横にも長い影がついて来ました。
 事業団理事長に就任して9カ月が過ぎました。利用者の皆さんが明るく元気に日々努力をしている姿と寄り添う職員にいつも感謝しています。事業団職員がしっかりと経営理念に沿って利用者の支援をしていただいていること、また関係機関と綿密に連携を取りながら情報を共有し大きな事故もなく円滑に事業団が運営されています。
 知的障害者援護施設「なごみ」やグループホーム・ケアホームに入所されている利用者には、年末年始にご家族の方とご一緒に過ごされた方もいらっしゃいますが、施設で新年を迎える方も多くいます。入所されている方々の高齢化やそのご家族の皆様が高齢化してきているなど様々な事情の中で一時帰宅がかなわない利用者の方がここ数年多くなっています。施設では新年を迎える利用者の皆さんに少しでも年末年始の雰囲気を味わっていただけるように、施設内にイルミネーションや正月の飾りつけなどを行い、大晦日は年越しそば、元旦にはお雑煮などを提供いたしました。多少寂しい思いをしたり、ごきげんが悪くなる利用者の方もいたようですが穏やかに新年を迎えることができました。
 市からは24年度予算の調整案が示されましたが、現在の経済情勢から大変厳しい状況下の中での予算編成となっております。事業団経営の基本方針を踏まえつつ、利用者の皆様の負担とならないようそして、安心して施設を利用できるよう取り組んで参ります。
 今週には一時帰宅されていた利用者の皆様も戻られ、施設内は元気に明るい笑顔といつもの賑わいが戻ってきます。今月は「なごみ」で「もちつき会」デイセンター「まなびや」では新成人を祝う会が行われ、各施設でもいろいろなイベントが始まります。
 本年も事業団は地域の福祉の中核となるよう、利用者の皆様や行政、関連団体からも信頼される法人として、職員一同一生懸命努力して参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
 結びに、新しい年が皆様にとって幸多い年になりますようお祈り申し上げます。

            理事長   中根 義雄




 
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