社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2012/5/1(火)

 先月の中頃まで満開の花を楽しませてくれた事業団施設周辺の桜もいまはすっかり新緑も鮮やかな街路樹となっています。東日本大震災の被災地にも本格的な春がやってきました。宮城県・東松島市では震災で犠牲になった子どもたちを追悼するため、今年も端午の節句を前に、全国から寄せられた青い「子ゴイ」の鯉のぼり約300匹が元気よく大空を泳いでいるそうです。鯉を眺めながら元気に動きまわる子ども達と、亡くなった子どもの表情を重ねて思い浮かべている方もいるのではないでしょうか。つらい痛みは胸に残るが前向きな気持ちになってもらえれば・・・・。桜の花がひと時の安らぎを与えてくれる東北の春は寄りそうように暖かいです。
 先月中旬、市内でお母さんと小学生一年生の男の子が手をつないで下校している姿を拝見いたしました。事業団が市から受託している「発達センターあゆみ」をこの三月卒園したA君とお母さんでした。A君は「あゆみ」在園中、日々の療育活動や行事に参加している時、園児のなかでも活発なお子さんという印象が残っています。卒園して小学校に入学してまだ2週間足らず、今までと環境が変わりまだ落ち着かない不安のなかでの慣らし通学の時期だったかもしれません。母親の手をしっかりと握りゆっくりと歩く後ろ姿は、普段どこでも見られる光景かもしれませんが、ほのぼのとした親子の温かみと絆が感じられました。私には「あゆみ」の卒園児だったこともあり嬉しかったひとコマでした。
 「子ども発達センター通園事業あゆみ」は「調布市子ども条例」の理念のもと、発達に何らかの遅れやかたよりがある3〜5歳児のお子さんとそのご家族のために、適切な療育と子育て支援等を行っています。子どもたちが、家庭や地域でのびのびと遊び、学び、いきいきと育つことができるように、日々の療育のなかで一人ひとりの子どもに応じた生活習慣を少しでも身につけていただくことを療育の基本姿勢としています。一人でも多くのお子さんが生まれてきた幸せを感じながら心安らかに伸びていってほしいと願うものです。
 これまでも事業団は、障害者福祉、子育て支援など市の政策と行政需要に対して応えてきました。引き続き、各分野において長い業務経験で培われた専門的ノウハウをもとに、公共性、公益性を確保しながら環境の変化に応じた質の高い専門的サービスを提供し満足いただける事業運営に取組んで参ります。陽気もよくなり過ごしやすくなってきました。これから利用者の皆さんも様々なイベント、野外活動など社会参加の機会も多くなります。
 連休の前には、あれもやろうこれもと思うのですが、予定はなかなか思うようにはいきませんね。1日は大型連休の中休みといったところです。皆さんはどうお過ごしでしょうか?連休開始早々の4月30日群馬県の関越自動車道で大変痛ましい運転手の居眠りによる事故が起きました。つい先日、京都府の亀岡市で集団登校の児童らの列に無免許での居眠り事故、京都市祇園では暴走した車に多くの犠牲者が出てしまった。まだ事故の惨劇が生々しく残っているときに残念でなりません。最近の事故の多さに驚いています。こんな悲惨な事故が二度と起きないことを願うばかりです。被害者のご家族の皆様には本当に無念でならないと思います。尊い命を奪われた犠牲者のご冥福をお祈りいたします。

              理事長   中根義雄




 
前後の記事