社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2012/6/1(金)

 散歩道や通勤途上の道端や空き地に結構ひなげしの花が咲いています。橙色を淡くしたようなかわいい花ですが、外来種で生命力や繁殖力も強くかなりのスピードで広がっています。実が長いことからナガミヒナゲシ(長見雛芥子)の名前になったそうで、コンクリートの割れ目やアスファルト道路の端の少しの土でも咲いている姿が見られます。
 5月25日に平成24年度第1回調布市社会福祉事業団評議員会・理事会が開催されました。平成23年度の事業団の事業報告書(案)、同決算報告書(案)等の議案をはじめ諸規程の改正等の報告事項が審議されました。これに先立ち5月16日に、大槻・内野両監事により事業報告及び決算について監査を受けており、いずれも正しく処理され、不整の点はないと認められました。評議員会・理事会においても各事業については計画に沿って円滑に実施され経営の健全化が図れた旨の概略を説明し、議案のご承認をいただきました。
 評議員からは、障害者地域生活・就労支援センター「ちょうふだぞう」における就労支援事業における利用者の就労の定着について評価をいただきました。「ちょうふだぞう」は調布市内にお住まいの、障害をおもちの方々の就労支援・豊かな生活の援助を柱に様々なサービスを平成13年から開始し利用者は年々増え続けています。都内の就労支援センターでは就労支援、生活支援など単一事業のところが多い中、「ちょうふだぞう」では生活支援、就労支援、相談支援、地域活動などの多くの機能を持つセンターなので、利用者の方も多面的な支援が受けられ、就労の定着も成果の一つにつながっているものと思われます。
 利用者の方々に対する支援内容は半分以上が生活支援、特に職場や家庭、地域での対人関係に関わる問題が多いことから、利用者の方と一緒に考え、自分で決めるための相談支援事業とハローワークや会社の面接に同行したり、慣れるまで通勤や職場に同行するなど、利用者一人ひとりが必要とする就労支援事業の他、社会生活における能力を高めるために料理、マナー、健康、金銭管理の講演会やレクリエーション活動など幅広く支援を行っています。障害をお持ちの方の就労の実現、継続には困難が伴うのが実状です。離職のピークは就労後5年〜10年の間にあるとされています。職場によっては離職者に対する支援が極めて希薄なため、雇用後のケアや雇用継続に対する受け入れ側の雇用に対する積極的な取り組みをお願いするところです。長い期間、就労に定着していただくには断続的ながら長期に亘るサポートが必要です。家族はもとより公的機関、事業所、地域等々関係者の支援は欠くことができません。ちょうふだぞうには福祉ショップや地域活動支援で溜まり場的な機能もありますので、ピアサポート(相互援助)の場の提供と地域とも積極的に交流を図るなか、特徴を活かした信頼される就労支援により利用者の皆様が安心して就労の安定継続に結びつく成果があげられるよう引き続き努力していきます。
 5月21日の金環日食は如何でしたか。東北の被災地では部分日食となりましたが、日食の神秘さと美しさを同じ時間、多くの方が空を見上げていました。宇宙の壮大で神秘的なドラマにあらためて太陽のエネルギーとパワーに感謝しています。私も当日の朝は曇天だったのでやきもきしながら何度も外に出ては空を見上げ、一時はあきらめかけましたが幸いにも雲が薄くなって、欠けていく三日月の太陽に何度もなんども・・・。家族も夢中で見上げていました、近所のご家族も大きな声を出して興奮していました。金環日食という現象を我々はただの自然が織りなす現象と見るのかいろいろな思いを寄せて希望へとつなげるロマンとして捉えるのか、個々人の感性にもよりますが夢を語ってもいいのでは・・・。932年も前に平安時代の人々は突如欠け始め薄暗くなっていく天空に驚き、黄金のリングになった太陽を見上げ何を思ったのでしょうか・・・。大宇宙を規則正しく巡る惑星の神秘、東京で見られるのは300年後です・・・。

        理事長    中根 義雄





 
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