社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2012/8/1(水)

 本格的な暑さが到来し、酷暑の日々が続いています。さすがに街歩きには暑過ぎて・・・。
 暑さを避けて早い時間に、日ごろの運動不足を少しでも解消しようと高幡不動尊に出かけました。街中は意外とひっそりと静かで日陰を見つけて涼を楽しみながらのんびりと散策していきました。30度を超える真夏日、暑くて参拝の人もあまりなく強烈な強い日差しに汗が流れ出てきます。境内の山には山百合が咲いています。香りも甘く気品があり風格もある凛とした美しさがある花、夏の花という感じで季節感があります。弁天池にはピンクの花がきれいな大賀蓮が咲いていました。蓮華とも呼ばれ極楽浄土の象徴ともされていますが、植物の中でも最も古いもののひとつで、およそ1億4000万年前に、既に地球上に存在していたといわれ、幻想的で美しい花は私達を楽しませてくれます。蓮の花の命は4日間、最適な観賞時間は朝の7時〜9時頃までと云われています。早朝より咲きはじめ9時頃までに満開となり、午後になると美しい花を見ることができないそうです。4日目には早い花は8時頃から散りはじめ昼頃にはすべての花弁は散ってしまい、花の中心部に「ハチの巣」に似ている花托(かたく)となり、成熟していくと褐色化し、かたい果皮をもつ「蓮の実」になります。良い時間に満開の花が観賞できて最高でした。

 東日本大震災の津波では石巻市立大川小学校の多くの児童・先生の命が奪われました。小学校に通っていた子どもたちのお母さんが、我が子をしのび学校のそばの空き地に愛情をこめてひまわりの種を蒔きました。震災から5ヵ月後、お母さん達の想いに応えるように沢山のひまわりが空の子ども達に向かって咲き、海水の浸みた荒れた環境の中、精一杯の力を出して、強く、可憐に頑張っているひまわりを見て多くの人が元気づけられました。今年の夏も大川小学校付近には1000本のひまわりの苗が植えられ、犠牲になられた子どものお母さん達が水やりを続けて見事な花が咲いているそうです。「ひまわりの花が目印になって、迷子になっている子どもたちが帰ってこられるように」母の願いをこめて・・・・。
 その親達が、ひまわりを植える姿に感動し「歌を送って被災地を励まそう」と島根県内の知的障害者らによる音楽バンド「どりーむ」の10人が、共同で作った詞をもとにした「ひまわりの手紙(うた)」の歌詞ができあがり、曲はバンドの支援者がつけて完成させました。「私たちの曲で、被災した人たちを励まし、元気づけることができたらうれしい」と曲を収めたCDは、児童のご家族に送り届けられました。

・ ひまわりの手紙(うた)
あの日 突然 あなたを失って
生きる希望もなくなったけど
今、思い出うかべて タネをまくよ
やがて花を咲かせるときがくるように
どんなに どんなに 涙あふれても
芽が出た喜び あなたのうぶ声
大事に 大事に 育てたい
あなたも お母さんも一人じゃないよ
もう、一緒には暮らせないけど
お母さんに出会えたことは 忘れないよ 
一生懸命育ててくれて お母さん本当にどうもありがとう
私は泣かないよ・・・
お母さんのこと 遠くからずっと見守っているよ
だからね お母さん 泣かないで
わたしの分まで生きつづけてね
どんなに どんなに 涙あふれても
ひまわりの花は、お母さんの希望 
大事に 大事に 育てたい・・・
あなたも、お母さんも一人じゃない

 この時期、援護施設なごみでは時折太鼓をたたく音や盆踊りの音楽が聞こえてきます。8月4日(土)17:15〜知的障害者援護施設(中庭)で「なごみなつまつり」が開催されるので、利用者の皆さんが職員やボランティアの方のご指導をいただきながら練習しています。提灯の灯りの下、練習の成果を涼しげな浴衣や甚平に身をつつみ楽しく踊ったり、家族会の皆さんや職員が出店する模擬店の焼きそば、焼き鳥、フランクフルト、かき氷等を家族の方と一緒に食べたりして楽しい時間を過ごします。利用者の皆さんが楽しみにしているイベントのひとつです、是非皆さんにもご来場いただき盆踊りのボランティアや利用者の皆さんと楽しい夏の夜をお過ごしいただければ幸いです。
 ロンドンオリンピック、熱戦が連日続いています。柔道57`級松本薫選手が日本選手団金メダル第1号となりました。前へ前へ精悍な眼差しで戦う姿に感動いたしました。オリンピックというあこがれの場にいずれの競技でも、選手は素晴らしい活躍をしており、テレビにくぎ付け、少し寝不足気味になっています。猛暑日、熱帯夜がまだまだ続きます。事業団の各施設でも昨年同様に節電対策に工夫を凝らしながら取り組んでいます。温度が高くなると室内でも熱中症にかかるケースも増えています。こまめに水分を取ったり、適切に冷房を使ったりとした熱中症予防・対策とバランスの良い食事と十分な睡眠を取るなどして体調管理に注意をして暑い夏を乗りきりましょう。もうすぐ暦の上では立秋(8月7日)となります。しばらくすると朝夕は風に何となしに秋の気配が感じられしのぎやすくなってきます。

             理事長  中根 義雄




 
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