社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2012/12/1(土)

 11月14日(水)に監事監査が実施されました。平成24年度調布市社会福祉事業団第2四半期事業報告書(案)及び会計報告書(案)に基づいて、業務執行状況及び財産の状況について監査が実施されました。監査の結果、いずれも事業計画どおり執行され、会計についても適正に処理されているとのご意見をいただきました。また、11月22日(木)に平成24年度第3回調布市社会福祉事業団評議員会・理事会が開催され、平成24年度調布市社会福祉事業団第1次補正予算(案)、同事業団職員就業規則や同経理規程の一部改正(案)等のご審議をいただきご同意いただきました。会議に先立ち、理事・評議員の皆様へのご挨拶の中で、当事業団も設立してから12年が経過したことから、あらためて事業団の現状や今後の方向性について検証・検討を行い、経営改善を図りながら地域社会においてどのような役割を果たしていくのか、今年度中に「中長期計画策定プロジェクト」を発足させ、皆様方のご意見等をいただきながら計画を策定していくことをお話ししました。

 近所のお宅の庭に、秋も深まり寒さが増すと咲き始めるという背丈が高い皇帝ダリアが咲き始め、秋も終わり季節は冬に移り変わったと云う感じがします。先月、酉の市に出かけてみました。江戸の昔より「一年の無事を感謝し、くる年の幸を願う」江戸時代から長く続く伝統ある風物詩です。最も有名な浅草・千束の「鷲(おおとり)神社」まで行ってきました。ここは「酉の市」の発祥の地と云われ、明治初年の神仏分離に伴い「鷲在山 長國寺」から分かれ、境内に「鷲神社」を建立したそうです。そんなわけで、神様と仏様の両方の「おとりさま」にご利益を願える「神と仏の酉の市」といわれ、多くの参拝客が訪れ賑わいのある活気あふれている酉の市です。
 東京メトロ銀座線「田原町駅」で降りて国際通りを入谷方面にしばらく歩くと、凄い人で長蛇の列ができていて驚きました。まだ神社までかなりの距離があります。流れにのってゆっくりと歩いていたのですが・・・。鳥居に辿り着くまで500メートルないくらいのところを2時間以上かかってしまいました。
 神社の入口の両側に台の上に神職?の方が立ち、祓串(はらえくし)(大麻(おおぬさ)ともいうらしい)を左右に振って清めてくれます。昨今は不景気ゆえに神頼みのひとたちが多いです・・・!江戸から続いている風物、その時代の暮らしの中で人々は何を願ったのでしょうか、入口から社殿前まで境内には沢山の提灯が飾られ否応にもテンションが上がってきます。境内の両側や奥の方にも沢山店があって、華やかな名物の熊手が所狭しと飾ってあります。小さなものは手のひらサイズから、大きなものは、祭りで使う大うちわほどのサイズもあり、企業やお店の名、歌舞伎役者や俳優、タレント、政治家等々、著名人の名前の売約済の札が貼ってあります。皆さんここで買っているんですね。下町ムードの色彩が漂うなか、大きな?熊手を買ったときだけですかね、三本締めの特典があって景気の良い元気な掛け声で商売繁盛と威勢のいい声があちこち飛び交っています。今年は二の酉までと云う事ですが、この風景を眺めていると、もう、年末を迎えるのかという思いで・・・、ふりかえる今年も一年は早かったと感じます。

 東日本大震災の被災地、岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区の「鵜住居地区防災センター」での津波避難の悲劇は大変つらい出来事のひとつでした。
 釜石の津波避難については、以前の便りに載せていただきましたが、市内の小中学校の児童生徒は日頃の防災教育で身に付けた対応力で無事に避難した「釜石の奇跡」で有名ですが、一方、鵜住居地区では、大震災当時、強い揺れが襲って津波を知らせるサイレンが地域に鳴り響く中、地区防災センターには周辺住民の方が続々と避難してきて150人〜200人の住民でいっぱいとなり市職員もその対応に追われ混乱しているなか、津波が飛び込んできました。窓ガラスは突き破られ、2階の天井近くまで津波が襲ってきて、助かった方が26人、建物内部で63人が亡くなられました。釜石市の犠牲になられた方のうち、鵜住居地区の住民の方は55%を占めていました。震災の8日前にこの地区では津波避難訓練で防災センターは避難所に使用されました。しかし実際には、この防災センターは大雨や土砂災害の際に避難する場所で、本来の地区の津波避難場所は500メートル離れた寺や神社のある裏山でした。日頃、市は避難訓練の参加率を上げたいという住民の要望を受け、住宅地に近い地区防災センターを仮の避難所に設定していました。市は「本来の避難場所ではない、強く周知すべき市の責任があった」「一番の問題は避難訓練のあり方、地域の防災活動に慣れ合い感覚で指導してきたと。もっと避難訓練を真剣に取り組むべきだった」という思いは消えません。

 今年も残すところあと一ヶ月になりました。味スタ通りの桜もようやく落葉しはじめています。各施設にはクリスマスの飾りつけがいろいろと趣向を凝らして飾られています。入所施設のなごみにも玄関を入ってすぐのところに、利用者のお母さんが毎年綺麗にクリスマスのディスプレイをしてくれています。ありがとうございます。風も冷たく冬の音がし始め寒さも一段と厳しくなってきました。ニュースでは、ノロウイルスによるとみられる感染性胃腸炎が流行の兆しを見せているとの報道がありました。例年12月中にピークとなることから感染防止策の徹底と注意喚起をお願いしました。利用者の皆さんは風邪などひかないよう健康管理をしっかりして楽しいクリスマスのイベントを待っています。年の瀬も近づき、街もすぐそこまでクリスマスやお正月がきていて徐々に年末の賑やかな雰囲気につつまれます。
 今年もいろいろとありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様にとって来年はさらに良い年でありますように!併せて皆様のご健康ご多幸をお祈り申し上げます。

         理事長  中根義雄




 
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