社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2013/10/4(金)

 今年は、梅雨が短くて一時は猛暑が続きました。「暑さ寒さも彼岸まで」とはいっても秋分の日が過ぎて暑さも和らいできていますが、まだ日中は暑さの名残があるようです。
 近くの田のあぜ道にまだ彼岸花が咲いています。彼岸花は、秋雨が降ってやがて彼岸という頃になると芽を出し、一日に10センチ近く茎が伸び、瞬く間に50センチほどになり、長く伸びた茎に鮮やかなあの真っ赤な赤い花を咲かせます。秋の彼岸と時を同じくして開花し、ほぼ一週間で花が終わります。いつも彼岸のお墓参りが近づいていることを知らせてくれる彼岸花が私は好きです。
 彼岸花の花が終わり、茎も枯れると球根から葉がすくすくと伸び、冬になって他の草花が枯れても繁った葉っぱのまま冬を越し、春にはせっせと光のエネルギー(光合成)を球根にため込みます。夏を迎える頃には葉も枯れて休眠状態になり、やがて秋雨をたっぷり含んでから急ピッチで姿をみせ再び花を咲かせます。普通の草花とサイクルが逆なのも面白くて好きな要因かもしれません。
 最近は改良で黄色や白色の花もありますが、どれも根のところに毒を持っていますので注意をしてください。彼岸花は曼珠沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅしゃか)ともいいますが、サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味だそうで、おめでたいことが起こる兆しに赤い花が天から降ってくることだそうです。
 先月9月28日「第68回国民体育大会スポーツ祭東京2013」の開会式に味の素スタジアムに行ってきました。従来、各地で開催される国体の開会式は昼間に行われますが、2020年の東京五輪を想定しているのでしょうか、五輪と同様の夕暮時の時間帯で行われ、花火やライトを多用して五輪招致の成功を祝福する演出もある式典でもありました。国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の愛称が同一名称で開催されるのも初めてだそうですが、東京の開催は54年ぶりです。北から順に各都道府県の選手団が入場行進を行うなか、特に、東北地方の各県の選手団の皆さんは感謝の気持ちを込めた横断幕を掲げて、力強く元気に笑顔いっぱいの行進の姿に此方が元気をもらっているようで、観客からも大きな拍手と笑顔でお迎えしました。

 「東京に 多摩に 島々に 羽ばたけアスリート」

 開会式の終了後に、味の素スタジアム隣接の西競技場で「復興祈願東北六大祭りin東京」が開催され、東日本大震災の鎮魂と復興を願って東北6県を代表する6つの夏祭りのパレードがありました。盛り上がる踊り手と勇壮に進むねぶたの「青森ねぶた祭り」、重さ50キロの竿灯の妙技に歓声と拍手が沸いた「秋田竿灯まつり」、夜空に響き渡る太鼓の音に合わせ軽快なテンポで踊りを披露する「盛岡さんさ踊り」、艶やかな衣装と紅花をあしらった笠の群れと威勢のいい掛け声と花笠太鼓の「山形花笠まつり」、ぴょんぴょん跳ねたりユニークな動きで雀の動作を思わせる「仙台雀踊り(仙台七夕まつり)」、日本一の大きなわらじを元気よく担いで威勢よく練り歩いた「福島わらじ祭り」など伝統的な踊りや演目が一堂に会して圧巻のパレードで、演ずる東北の皆さんは、震災後は多くの支援をもらった,その恩返しの意味でも元気な姿を皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思いながら一生懸命演技したそうです。東北の方々と観客と一緒になって盛り上がった祭りの雰囲気を楽しんできました。

 「東日本大震災の被災地の復興を願う」

 10月1日に、新規採用、異動、昇任等の辞令交付を行いました。4月に知的障害者地域生活サポートセンター「すくらむ」が設置され、新たにグループホーム2か所が開設し、これに伴う職員の採用と、関連する施設間の調整を含めた異動を行いました。
 平成25年度も折り返しになりました。各事業は計画に沿って順調に運営されています。前半期を終了し、利用者の皆さんが心豊かに生活を送っていただくため、サービスの質の向上と充実への工夫や努力を心がけたか、など事業の振り返りを行い、これからも利用者の皆さんに寄り添った支援に取組み信頼関係を築いていきます。
 秋の夜長に向かい、このところ朝晩は少しひんやりとした空気に秋そのものを感じます。「涼しさ」は、何となく郷愁を誘う。ふと、寂しさを感じるのも季節感のひとつでしょう。春夏秋冬を感じながら生活できることに感謝です。

                          理事長 中根義雄




 
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