社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


理事長便り
2014/2/3(月)

 先月は厳しい寒さが続きましたが、暖かい春を思わせる陽気から冷たい北風が吹き真冬の寒さを感じたり、寒暖の差が大きく体調を維持していくにも大変でした。
 気象庁によると、寒さも先週末でピークを迎え、これから気温も徐々に上昇して寒さをもたらす強い寒気も弱まる見込みだとのことです。昨日(2日)も今日も日中はポカポカ陽気で春を思わせるような感じですが、明日は雪がちらつく予報も出ていますが・・・。
 明日は立春(2月4日)、各季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前日、今日は「季節を分ける」節分です。伝統の行事、豆まきが神社仏閣で行われています。よく相撲力士が招かれていますが、四股(しこ)を踏むことにより、悪鬼を踏みつけ鎮めて邪気を払うことから、豆まきに招かれるともいわれています。明日から春にとはいえ、旧暦の季節暦なので、実際は大寒の最後の日であるため寒い時期の今がピークで、季節は春の気配を告げ、少しずつその兆しを感じながら確実に春に向かっています。
 今日から春になるという立春の日は、農事暦のスタートでもあり、「八十八夜」や「二百十日」も立春の日を起点にして数えています。あらゆる四季の節目のなかで、最も待ちこがれる1年の生活の起点だったようです。先日歩いていましたらかすかに甘い香りで気がつきましたが、路沿いの住宅の庭で梅の木の固いつぼみが咲き始めていました。きれいに手入れされた庭にはロウバイや日本水仙も愛らしい花を咲かせて冬の青空のもとで一層映えています。多少の時期のずれはありますが、きっと植物には春が近づいていることが分かるのでしょう。援護施設周辺の桜のつぼみも少しふっくらしてきて開花に向けて準備をしているようです。
 冬場になると日中、庭にメジロ、ヒヨドリやツグミ等の野鳥が訪れ南天、千両、万両等の赤い実を食べていきます。先日、実が食べつくされないうちにと赤い実にビニール袋をかぶせました。その代りにみかんをしだれ桜の枝にさしたところ、いろいろな鳥たちがくるので観察して楽しんでいます。特にメジロはみかんが好きなようで、こまめに来てはみかんを突っついたり梢の間を行ったり来たりする様や鳴き声を観たり聞いたりしていると時間の経つのを忘れてしまいます。援護施設なごみの中庭にある千両も先月、中旬頃迄は赤い実をたくさんつけていましたが、ヒヨドリやムクドリが何度も来て殆ど食べつくしてしまいました。
 
 東日本大震災と福島第1原発事故から3度目の新年を迎えた福島県内は、今なお約14万人が避難生活を送っています。誰もが自分の家で過ごしたい新年を迎えたいと願っています。福島第1原発事故による避難区域の住民の皆さんの中には、年末年始の特例宿泊で久しぶりに故郷で新年を迎えた方も多く、未だ遠い復興の進展や家族の幸を願って、初日の出や初詣で祈りをささげたと聞いています。避難指示解除準備区域になっている南相馬市小高区の被災地の皆さんも、今年初めて行われた年末年始の特例宿泊(12月24日〜1月6日)で新年の訪れとともに我が家から相馬小高神社を訪れ、家族で参拝し、無病息災、高校受験の合格などを願いました。震災前には毎年初もうでに訪れている方の中には、今回の特例宿泊には準備が間に合わず、避難先からの参拝となった方も多くいらしたとの事、避難指示の解除がいつになるか見通しが難しいが、子どもたちと一緒に家族全員で帰還できる日を待っています。

 先月24日にデイセンター「まなびや」で「新成人を祝う会」が開かれました。
 今年度はS・Uさん,N・Tさん、M・Jさんの三人の方が成人を迎えられ、お母様もご一緒にご出席下さいました。会は利用者、ご家族、職員の皆さんが成人を迎えられた三人の方の新たな門出を祝い、気持ちをこめて「新成人を祝う会」が楽しい会となるよう準備をいたしました。三人の方は、平成24年3月に「府中けやきの森学園」高等部を卒業され「まなびや」に通い始めてもうすぐ丸2年を迎えます。はじめの頃は環境の変化に戸惑いを感じている様子でしたが、徐々に「まなびや」での生活に慣れてきて、他の利用者の方や職員にも笑顔も沢山見せてくれています。Sさんは皆さんと一緒に童謡を歌ったり体を動かすことが好きで、アイドルグループ「嵐」の歌を聴いたり歌っている時の笑顔が印象的でした。Nさんは「まなびや」に来ている時はリハビリで廊下を何度も往復して歩く頑張り屋の方です。Mさんは好きなアイドルのCDが発売されると個別活動の時間にも買いに行くことがあるほど元気で明るい方です。障がいというハンデがあっても、苦難を共にしながらしっかりと支えてこられたご家族の深い愛情と慈しみの中で育ち、20年の歳月を立派に過ごし成人を迎えられました。ご家族の皆さまにも感謝を申し上げますとともにお祝いを申し上げます。人生はそれぞれに与えられたチャンスではないかと思います。たった一度の人生を輝かせたいと誰もがそう思いながら生きる社会であって欲しいと願っています。これからも「まなびや」で多くの方とのふれあいを楽しみながら、興味や可能性に沿った個別活動やグループ活動など充実した日中活動を通して、利用者の皆さまが日々健康で元気に明るく生活が営め、生きる喜び、希望を持ち心身ともに豊かな地域生活を過ごすことができれば幸いです。
 明日は寒気が戻ってくるようです。各地でインフルエンザやノロウイルスが猛威をふるい感染の拡大が心配されます。事業団では、各施設の利用者及び職員に、手洗いうがいの励行とバランスの良い食事、十分な睡眠等で適切な健康管理で予防を実行していただいています。調布市内の小学校でも、発熱等インフルエンザ症状による学級閉鎖が相次いでいます。皆様もどうぞご注意いただければと思っております。

                           理事長 中根義雄




 
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