社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


4月理事長便り
2015/4/1(水)

今日(4月1日)から平成27年度がスタートです。施設周辺の桜も先月29日(日)に満開となって花のトンネルになりました。今日は、9時から新規採用者と異動人事にかかる職員の辞令交付式を行いました。4月1日に調布市から受託した新規事業(学童・ユーフォー)の職員採用と退職者補充により22人の職員が新たに事業団に採用されました。学童・ユーフォー事業については小学校が春休みに入っているため、子どもたちも今日の午前中から利用します。学童・ユーフォー担当職員については業務に支障が出ないよう、先週の日曜日(3月29日)に辞令交付を行いました。受託した新規事業の運営については事業団としても初めての事業です。はじめはいろいろと不慣れな点がありご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、担当する職員の配置については、経験のある職員を正規職員として採用しています。調布市で育つ子どもたちが元気にそして笑顔で日々過ごせるよう、子どもたちの成長を支え、より良いサービスを提供していくために職員一人ひとりが事業団の経営理念「すべての利用者が人として人らしく尊ばれ、自らの意思に基づいた生活を地域社会で営むことができるよう支援します。」を念頭に置き、これまで以上に努力して利用者に寄り添った支援を行ってまいります。新しいスタッフを宜しくお願い申し上げます。
 福島第一原発事故で一時、全村避難となった、福島県川内村の川内小学校で、3月23日(月)たった一人の6年生、秋元千果(ちか)さんが卒業しました。2011年3月の福島第一原発事故で、千果さんは祖父母と両親、三歳離れた兄の6人で避難、約40キロ離れた福島県郡山市内で1年間避難生活を送っていました。翌12年1月、川内村が帰村宣言を出し、小学校も春から再開することになりました。川内小学校には原発事故前には全校児童数114人が在籍していましたが、帰還した児童は全学年で16人。村の「帰村宣言」に合わせて家族と帰還した千果さんは、約3千人の村民の皆さんも帰還し一緒に元通りの生活に戻れるものと思っていましたが、現実は違いました。当時、2年生で18人いた同級生は避難したままで戻ってきませんでした。新学期や進級のたびにクラスメートの帰りを待っていましたが6年生になっても、広い教室で一人の授業が続きました。「友達が戻らず。寂しいときもあった」と千果さんは気持ちを話していましたが、卒業文集の作文の最後に「クラスメートがいた時も楽しかったけど、今はとても充実しています。川内村に戻ってきたことに少しも悔いはありません」とまとめている。卒業式で、千果さんは「一人だけど一人でない、寂しいけどかわいそうでなはい、笑顔の絆で結ばれた学校生活でした」と涙を拭いながら、別れの言葉を述べた。6年生になって、学校行事では児童代表として挨拶を務めたり、下級生の面倒を見る機会も増え、寂しさよりも楽しいことが増え、責任感も生まれた。と担任の先生は千果さんの成長を肌で感じていました。
 3月24日(火)に平成26年度第4回、第5回調布市社会福祉事業団理事会・評議員会を開催いたしました。第4回では,新規事業、学童・ユーフォー事業を受託したことにより事業団定款の変更(案)の1件をご審議いただきご承認されました。第5回では、平成26年度補正予算(案)、平成27年度事業計画(案)、平成27年度当初予算(案)、組織規則、事案決裁規則、就業規則、経理規程の一部改正(案)等、審議事項14件のご審議と諸規定の改正等の報告事項7件をご報告させていただき、何れもご承認、ご了承をいただきました。
 平成27年度の歳入予算額は17億6千9百万円余となり、前年度より2億5千4百万円の増加となりました。これは新規事業の受託にかかる費用が主な要因となっています。
平成27年度の特徴としては、4か所の学童クラブと5か所のユーフォーを受託し新規事業として取り組むほか、子ども家庭支援センターすこやかでは、国が4月から新たに始める事業「子ども・子育て支援新制度」の一環として、「利用者支援事業」を開始いたします。これは、子どもや保護者等の方が、教育及び保育など地域の子育て支援事業を円滑に利用できるよう、身近な場所で情報収集と提供を行い、関係機関等との連絡・調整を行う他、相談・助言等を行う事業です。また、各施設においても社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業を継続して安定的に運営し、確実、効果的かつ適正に行うため、経営理念・経営方針を全職員が共有し、法人経営の両輪である障害福祉事業、子育て支援事業に取り組み、地域福祉の推進に努めてまいります。皆様のご理解ご協力を宜しくお願い申し上げます。
 先月3月20日(金)、調布市子ども発達センター通園事業あゆみで第5回の卒園式が行われました。職員手づくりの温かみが伝わる桜の花がちりばめられたかわいい「式次第」を持ち式場に入ると,卒園児6人の小さな卒園式が始まりました。おしゃれをした卒園児は少し緊張した様子で保護者と手をつないで照れくさそうに笑顔で入場です。一人ひとり在園時の思い出を職員がお話しする中で、卒園証書を受け取っていました。卒園式を無事に迎えられ証書を持って歩み進む立派な園児を見て「大きくなったよね。」と感動し、思わず胸が熱くなりこみ上げてくるものがありました。
 長友市長も例年忙しい日程を調整してあゆみの卒園式にご出席くださいます。今回も卒園児一人ひとりのお名前を笑顔で呼びながらお祝いのお言葉をいただきました。常に障がい者福祉に向き合う心温まる思いと強い決意に感謝申しあげます。有難うございました。
保護者のみなさんも入園当初は子どもの障がいと向き合うなかでのご苦労があり、気持ちの切り替えに気を使ったのではないかと思います。しかし、発達センターでの保護者同士の出会いや学び合い、支え合い、学習会や職員との交流など貴重な経験が皆さんを支えたのではないかと考えています。皆さんはたくさんの愛情をお子さんに注いで向き合ってこられました。この日の卒園式も感慨深いものではなかったでしょうか、卒園児の皆さんご家族の皆さん卒園おめでとうございました。

                      理事長 中根 義雄




 
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