社会福祉法人 調布市社会福祉事業団 なごみ そよかぜ すまいる まなびや ちょうふだぞう すこやか すてっぷ あゆみ


12月理事長便り
2015/12/1(火)

 いよいよ12月、今日はポカポカ陽気で師走のスタートとは思えない暖かさです。
 先月、11月18日、大槻、内野両監事により平成27年度第3回監事監査が実施されました。平成27年度第2四半期の事業団の業務の執行状況及び予算の執行状況について監査を頂きました。いずれの事業も計画に従い順調に進捗しており事業執行、予算執行状況ともに適正に処理、運営されているとのご確認をいただいた事を理事会・評議員会にご報告いたしました。11月27日には、平成27年度第3回評議員会・第4回理事会が開催されました。協議の案件は、子ども家庭支援センターすこやかで利用者支援事業を開始したことに伴う定款の変更と27年度補正予算案(第1次)、就業規則の一部改正案等5件のご審議と規程の一部改正案等6件のご報告を行い、何れもご承認、ご了承をいただきました。その他、地域生活・就労支援センターちょうふだぞう及びすまいる分室の移転計画とデイセンターまなびや・第2みつばちの進捗状況についてご報告をいたしました。引き続き、事業の振り返りや適正な会計処理を行い円滑な事業団運営に努めてまいります。
 11月13日、築地銀だこ〔(株)ホットランド〕の「全国縦断銀だこカーが行く!!15」の皆さんが、知的障害者援護施設(なごみ・そよかぜ・すまいる)にいらしてくださいました。「築地銀だこのおいしいたこ焼きを、もっと多くの方々に食べてもらいたい。」「おいしい!の笑顔を全国に広げたい。」そんな思いで社会貢献と職員の育成も兼ねて、2008年から催事用ケータリング車「銀だこカー」で訪問を始めたそうです。全国の医療・福祉施設等を回り、その場で焼いた、たこ焼きを無償で提供してくれます。当日は、銀だこカーの中の大きなプレートでスタッフの皆さんが見事な手さばきで焼いてくれました。利用者の皆さんも車の前に集まり、ジュージューと焼ける音と匂いに目を輝かせながら興味津々で見入っています。アツアツのたこ焼きで口の中がやけどをしないよう職員も気を配るのに大変ですが、フーフーしながらおいしそうに口にほうばっています。責任者のホットランド社長室村松さんの話では、焼いているスタッフのほとんどは熟練の店長さんですから、店頭もおいしいですが、今日はよりおいしく召し上がれますとにこやかにお話ししてくれました。利用者の皆さんが喜んでおいしそうにたこ焼きを食べている姿を見て、今回、このような機会をいただき(株)ホットランド(築地銀だこ)様、スタッフの皆様に本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 もうすぐ東日本大震災から4年9カ月、沿岸部の津波被災地では年末を控え、念願の「ついのすみか」防災集団移転の本格化に希望がわき、住民たちは安堵の表情を見せています。いち早く住宅再建に立ちあがった宮城県気仙沼市唐桑町舞根(もうね)地区では、高台の3.9ヘクタールに23世帯の宅地が造成され今夏から引っ越しが始まりました。来春までに、全世帯が新たな生活をスタートさせる予定になっています。同県名取市下増田地区の4地域(北釜、広浦、杉ケ袋北、杉ケ袋南)では、集団移転先「美田園北」の「まちびらき」が10月に現地でありました。4年半の辛苦を共にした被災者の方々は新しいまちの誕生を祝い、生活再建の一歩を踏み出しました。「美田園北」は海岸線から約3キロ内陸に位置し、水田を埋め立てて造成されています。自力再建者の宅地70区画と、災害公営住宅の一戸建て42戸、集合住宅50戸が整備され計162世帯が住むことになりました。夫婦で住むことになった79歳の高齢者の方は、「4年半は長かった。まちの誕生はうれしいが、まだ仮設住宅で暮らす人々が多く、手放しでは喜べない」と話しています。多賀城市でも新田地区災害公営住宅(市営新田住宅)が完成し、昨年10月の桜木地区に続き2か所目となり、入居者に引き渡しが始まりました。鉄筋3階建の3棟に48戸105人が住む予定で、入居式で市長は「新しい住民同士、和気あいあいと東日本大震災前より楽しい生活が送れるよう願っています」とあいさつ。市長から鍵を受け取った入居者の方は「年齢的にも、ついのすみかになるだろう。この日が本当の復興へのスタートだ」と感慨深げでした。岩手、宮城、福島の3県の被災地では今も多くの方が仮設住宅での不便な生活を強いられています。仮設住宅に住む多くの方は高齢で、自宅の自力再建が困難なため市町村による賃貸の「災害公営住宅」に移ることを希望していますが、用地取得などの遅れから、何年先に入居できるのかはっきりしない場所もあり、被災者の気苦労や不安をあおっています。被災3県の仮設住宅への入居者数は8月末で、岩手県1万9189人、宮城県2万8403人、福島県2万491人。復興庁によると、民間賃貸住宅や公営住宅、親族らの家に身を寄せた被災者を含めた避難者数は、全国で約19万9000人という。「若くて元気な人は抜けていき、高齢者や体調に問題がある人が凝縮する。」各被災地では災害公営住宅や住宅再建が本格化し明るい光も見え始めているが、仮設住宅で暮らす被災者にとっては暮らしが長期化するほど焦りばかりが募ってしまいます。決して十分とは言えない環境の中で毎日を懸命に生きている被災者の皆さんが一日も早く「ついのすみか」へ移り、多くの方が新年を新居で迎えられるよう復興がさらに進むことを願っています。
 このところ一段と冷え込んできました。各施設では利用者の皆さんが楽しみにしている年末交流会やクリスマス会等様々なイベントを予定しています。利用者の皆さんが健康で楽しい充実した時間を施設で過ごしていただくためにも、インフルエンザやノロウイルス等の感染症予防に努めなければなりません。食材・食品等の管理、遊具や器具の消毒、手洗い、うがいの励行等々予防と防止対策の周知を徹底してまいります。平成27年も残すところ1か月、師走となって何かとせわしくなってきました。本年も事業団運営は行政や関連機関、地域の皆様、利用者家族の方々のご理解とご協力を得ながら円滑に進めてまいりましたこと、厚く御礼申し上げます。引き続き、障害福祉事業、子育て支援事業の向上のため、より一層のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 結びに、来る2016年が皆様にとって良い年になりますよう、心からお祈り申し上げまして、年末のご挨拶とさせていただきます。

                      理事長 中根義雄




 
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