寒さのなかにも,春の気配を感じるころとなりました。各地で梅の花が咲き誇り,自宅周辺ではメジロ,鶯,ヒヨドリがこずえの先に飛び交い目を楽しませてくれます。新型コロナウイルス感染症の新規感染者数も全国的に減少傾向が続き,行動制限,行動変容が求められた状況から少しずつ以前の日常生活を取り戻しつつあるように思います。これまで当事業団は大きなクラスターが発生することなく新型コロナウイルスに対処できました。これはひとえに利用者さんやご家族の皆様,職員,多くの関係者の皆様のご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます。このまま終息に向かうのか,あるいは新たな感染の波がやってくるのか予測はつきませんが,引き続き適切な感染防止対策を講じていきたいと思っています。
先日,NPО法人調布市心身障害児・者親の会のお二人を講師に招き「事業団職員に伝えたい親の気持ち」をテーマとした職員研修を実施しました。障害のあることを告知されたときの衝撃,しかし,共に悩みを分かち合える仲間との出会い,支援者の存在が孤立しがちな気持ちを解きほぐしてくれたこと。そして何よりわが子が成長の過程で見せる新たな発見と喜び,愛おしい思いがひしひしと伝わってきます。また,「成長していく,自立していくストーリーのなかで支援者は重要な登場人物。完璧でなくていいから,一緒に考える仲間であってほしい」という言葉は重い。今回はリモート参加も含め多くの職員が受講し,研修終了後にインパクトのある感想が寄せられています。日々の業務のなかで今回の研修を通して学んだことを生かしてまいります。お忙しいなか講師を快く応じてくださり心より感謝申し上げます。
間もなくWBC(ワールドベースボールクラシック)の開幕です。佐々木朗希や大リーガーの大谷翔平,ダルビッシュ有をはじめ人気のスター選手が目白押しの饗宴です。子どもたちにとっても熱い眼差しで声援を送ることでしょう。素晴らしい熱戦を期待したいと思います。
〇令和4年度第4回監事監査
2月16日(木),大槻・稲田両監事により事業団の業務の執行状況及び予算の執行状況について,令和4年度第3四半期事業報告書に基づき監事監査が実施されました。業務・予算の執行状況ともに適正に処理されていることの確認をいただきました。
<主な質疑>
・体験型ホームが男女別に2カ所になったことの情報発信の方法と若い世代の利用者が増えた内容は(すくらむ)・利用者の健康管理について(そよかぜ)・パンの売り上げが昨年度より向上した理由は(すまいる)・令和5年度からの給食変更について(まなびや)・事故等発生状況について(まなびや)・サッカー中に起きた,アレルギー症状と思われる事案の原因は(ユーフォー)・個人面談の雰囲気はどうであったか(学童クラブ)・コロナ禍で行事等が減った影響は(学童クラブ)・資格手当の内容は(本部)・第三者評価の内容は(ゆずのき学童クラブ)
理事長 小林 一三