残暑が厳しい日が続いていますが,朝夕は大分しのぎやすくなってきました。秋の訪れとともに草むらのそこかしこから,虫の声が聞こえてきます。新型コロナウイルスの感染状況は新規感染者が急拡大する一方,重症患者や自宅療養者の増大,医療体制の逼迫など依然として厳しい状況が続いています。当事業団では定期的にPCR検査を実施するとともに,希望する利用者さんや職員もすでに2回のワクチン接種を無事に完了することができました。しかし,職場や家庭内感染など身近なところでも起きており,引き続き感染防止対策に取り組んでまいります。今夏も,各地で夏祭りや花火大会など恒例のイベントが中止や先送りとなりました。先行きが見通しにくい状況ですが,来年こそはと思いを馳せ利用者さん共々元気に頑張っていきたいと思います。
パラリンピック競技大会が繰り広げられています。日頃見る機会の少ない車いすバスケットボールやウイルチェアーラグビーなどアグレッシブな攻防で熱気が伝わってきます。水泳,陸上競技,球技,格闘技などいずれの競技も鍛えられた身体と不屈の精神力で思う存分戦う姿に圧倒されます。コロナ禍の大会となり,児童生徒の学校連携観戦も中止になった所も多かったようですが,パラリンピックの意義,発展を多くの子どもたちと共有し,つなげていってほしいと思っています。
「市内外の方々がさまざまな障害に対する理解を深め,一人ひとりが寄り添う心を持ち,手を取り合って暮らせる共生社会を実現したい」という思いを込めて,調布市ではキャッチフレーズ「パラハートちょうふ つなげよう,ひろげよう,共に生きるまち」を定めています。パラハートちょうふの取組の一環として,市内の作業所等で活動するメンバーの作品を展示するアート展を文化会館たづくり南北ギャラリーで開催しています。当事業団からも“すまいる”,“そよかぜ”,“なごみ”から参加しています。どのチームも何を創るか,描くか自分たちの思うままに向き合います。素材も絵具,毛糸,布,段ボール等々色彩もカラフルで個性豊かな力作に仕上がりました。これからも自由な発想と爆発に大いに期待しています。
〇令和3年度第2回監事監査
新型コロナウイルスの感染拡大により,業務執行状況及び予算の執行状況について,令和3年度第1四半期事業報告書,会計報告書に基づき書面による監事監査が実施されました。業務・予算執行状況ともに適正運営されていることの確認をいただきました。
〇令和3年度第3回理事会
新型コロナウイルスの感染拡大により,令和3年度第3回理事会は書面による開催となり,グループホーム開設費等積立金取崩(案)及び第一次補正予算(案),評議員候補者の選任,評議員選任委員会の招集決議,評議員会の招集,被表彰者についての議案を提出し,何れも承認されました。
理事長 小林 一三