夏の暑さも峠を越え朝夕はだいぶしのぎやすくなってきました。澄み切った青空の下,ここ調布飛行場の周辺でも赤トンボが舞っています。皆さん,今年の夏休みはいかがでしたか。コロナ禍を考慮し自宅で過ごされた方もいれば,久しぶりに家族で小旅行や故郷へ向かった方もいらっしゃったのではないでしょうか。子どもたちにとっても海や山に,そして故郷のおじいちゃんおばあちゃんに会えた喜びは掛け替えのない思い出となるでしょう。自由に行動できる喜び,人と人との繋がりの大切さを実感できることは生涯の財産です。2学期が始まりました。日焼けした横顔に自信と余裕を感じます。何ごとにもひるむことなく挑戦し,逞しく成長していく君たちへ熱いエールを送ります。

事業を円滑にかつ創造的に進めていくためには職員のチームワークは不可欠です。事業団も法人設立から23年が経過し,障害福祉と子育て支援を事業の両輪として,今では12事業所,職員数は500人を超える組織となりました。組織が大きくなることは専門性の向上やスケールメリットにつながることもありますが,事業団全体への視野が拡がらない,日々の業務に追われモチベーションがあがらない,他の職員と悩みが共有できていないなど指摘されています。そこで今年度から従来あった法人共通の課題解決に資するために設置した「定例会議」を更に発展強化することとしました。構成メンバーは管理職と主任職の56人,それに私と業務執行理事が加わりますので大所帯です。出来るだけ発言の機会をつくるため世代別の4グループに分けてみました。他職場との情報交換,職員参加意識の醸成,世代交代の進展と人材育成など今後の事業団運営に大きくかかわる重要な会議になると思います。それぞれの職場の状況や課題,こうした取り組みが必要なのではなど率直な意見交換が始まっています。まだ各グループ1回目の会議を開催しただけですが,各グループでそれぞれ検討課題を抽出し更に深堀していきたいと思います。また,虐待やコンプライアンスに関する相談できる仕組みづくりの一環として,昨年度末に開始した理事巡回も継続しています。利用者ファーストをモットーに風通しの良い職場環境づくりを目指して今後も取り組んでまいります。

〇令和4年度第2回監事監査

8月18日(木),大槻・稲田両監事により事業団の業務執行状況及び予算の執行状況について,令和4年度第1四半期事業報告書,会計報告書に基づき監事監査が実施されました。業務・予算執行状況ともに適正に処理運営されていることの確認をいただきました。

<主な質疑>・就労支援に関して精神面の不調の訴えが多く寄せられた背景は(ちょうふだぞう)・富士見町じゃんぷの利用率の低い理由は(じゃんぷ)・見守りセンサーの活用の内容は(なごみ)

〇令和4年度第2回理事会

8月26日(金),令和4年度第2回理事会が開催され,第一次補正予算(案),評議員会の招集,被表彰者についての議案を提出し,何れも承認されました。

<主な質疑>・相談支援事業において,既存の福祉サービスには適さないケースとはどのような内容か(ちょうふだぞう)

理事長 小林 一三