3月理事長便り←こちらからも内容ご確認いただけます!

 

これまでも本欄において折に触れてお伝えしてまいりましたが、当事業団では、法人全体共通の課題の解決と、より働きやすい職場づくりなどを目的として、さまざまな会議体を設け、日常的に意見交換を重ね、その成果を具体的な取組へと結び付けてまいりました。私自身も、これらの会議体が企画する研修会や講演会には、可能な限り参加するようにしております。

法人全体の研修を企画・実施する「研修委員会」が主催した施設管理者向けの労務管理研修に参加した際には、法人運営に欠かすことのできない労務管理の基本である法定労働時間の遵守や年次有給休暇付与の義務など、管理職に課せられた責務を改めて学び、その重みを強く実感いたしました。

また、「パワーハラスメント委員会」では、風通しの良い職場環境の実現を目指し、ハラスメント研修を企画・実施しました。本研修では、とりわけパワーハラスメントに焦点を当て、どのような言動が該当するのかについて具体的事例を基に意見交換が行われ、参加者それぞれが自身の認識を見つめ直す機会となりました。私自身、昭和の時代に培われた職場の常識や価値観を、今の時代に即したものへと改めていく必要性を強く感じたところです。

「防災委員会」では、市内福祉事業所で構成される災害ネットワークの皆さまにもご参加いただき、防災講演会を開催しました。「災害時の行動と備え」をテーマに、過去の震災から学び、実践的な「福祉避難所」の運営を目指す内容でありました。当日は、調布市危機管理担当部長ならびに総合防災安全課長にもご出席いただき、災害発生時に当事業団が「なごみ」や「まなびや」等を通じて担う福祉避難所の具体的な支援体制について、今後さらに協議を深めていくことを確認いたしました。

こうした目的を明確にした委員会活動に加え、当事業団では「定例会」と称し、世代別に分かれた四つのグループが、他職場との情報共有、世代交代を見据えた人材育成など、多様なテーマについて議論を重ね、具体的な改善の実践へとつなげています。

去る一月二十七日には、「定例会Bグループ」主催による実践交流発表会2025「ちょっと聞いてよ~私たちの取組~」が、昨年に引き続き二回目として開催されました。今回は、「すくらむ・じゃんぷ」による『行動分析を用いた利用者理解とグループホームでのチーム支援』、「通園事業あゆみ」による『療育から両育へ』市内保育園との交流保育の実践、「ちょうふだぞう」による『そもそもちょうふだぞうってなにやっているの?』就労支援の巻の三事業所が発表を行いました。
いずれの発表も、日々の利用者支援における課題を的確に捉え、それをどのように改善へ導いてきたのかが、課題・実践・成果として分かりやすく整理された内容であり、参加者に多くの示唆を与えるものでした。若い職員の参加も多く、発表後には交流の場も設けられ、普段接点の少ない職員同士が語り合う、有意義な時間となりました。

今回は、私が今年度参加した法人内の研修、講演会、交流会の一部をご紹介しましたが、これらはいずれも職員自らが発案し、内容を吟味し、実践へと結び付けてきたものです。これは、当事業団が設立当初より培ってきた、「必要に応じて自ら考え、行動する」という文化の表れにほかなりません。
この文化こそが、限られた資源の中にあっても法人が着実に成長していくための原動力であり、同時に、職員一人ひとりが社会人として、また専門職として成長していく礎であると確信しております。
今よりも明日が、ほんの少しでも良くなるように——。目の前の一歩を大切にしながら、小さな挑戦を重ねていきましょう。