ちょうふだぞう・すまいる分室が布田から国領に移転し、1年が経過しました。オープンスペースは以前より広くなり、利用者さんが集いやすくなったのではと思っています。また、相談室が3ヶ所設置されたことで面談がスムーズにできるようになり、活動室では様々な会議のほか就職者交流会や市民団体の活動にもご利用いただいております。ちょうふだぞうは平成12年に、心身障害者の社会参加と自立を支援するため、福祉ショップ及び就労支援事業施設としてスタートしました。その後、障害者就労支援センターとして再編し、身体・知的障害者を主な対象として、就労支援事業に取り組んでいます。実支援者も年々増加し、特別支援学校の卒業生の就職者も増えており、今後も幅広い定着支援が必要です。また、ちょうふだぞうでは相談支援事業や自立支援協議会の運営、地域活動支援センター、移動支援事業など多岐にわたっており、今後も関係機関とも連携を密にして取り組んでまいります。
建設前には地域の方々から不安の声も寄せられましたが、花の水やりをしている利用者に「いつもありがとう」と声掛けをして下さる方、雪かき後にお礼を伝えに来てくれる方、すまいるパンのファンになっているという声もいただいたり、夜間電灯が点くことで防犯上の安心感につながったという話も聞いています。大変ありがたいことです。地域の皆様との相互理解、共存はご利用者にとってもかけがえのないものです。今後は地域のお祭りや避難訓練等に参加することで更に地域に根付いた事業所になるよう努めてまいります。就労移行支援事業を行っているすまいる分室も「電車が見えるベーカリー&カフェ ほっとれ~る」として連日小さなお子様から大人まで大人気です。1周年を記念した「メダルパン」や電車の窓やラインを自分で書くことのできる「電車パン」も登場しました。利用者も製造に販売に元気いっぱいです。ぜひ一度お立ち寄りください。
事業団の玄関にはお雛様が飾られ来所される方々を温かく迎えてくれます。今年の冬はことのほか寒い日が続きましたが満開の桜の季節ももうすぐそこです。
〇平成29年度第4回監事監査
2月16日(金)、植松監事により事業団の業務の執行状況及び予算の執行状況について、平成29年度第3四半期事業報告書、会計報告書に基づき監事監査が実施されました。業務・予算執行状況とも適正に処理されていることの確認をいただきました。
理事長 小林 一三