この冬一番の非常に強い寒気の影響で日本海側は広い範囲で雪が降り,各地で列車・車の立ち往生や倒木,水道管の凍結被害などが相次いでいます。暖かい春の陽ざしはもう少し先のようです。防寒対策を怠ることなく体調管理に万全を期したいと思います。
先月は“なごみ”及び“デイセンターまなびや”でご利用者さんの二十歳を祝う会が開催されました。昨年成年年齢を18歳に引き下げる民法が改正されましたが,多くの自治体では従来の20歳を迎えられる方を対象としているところが多いようです。当事業団でもそれぞれの施設では工夫をこらして開かれました。限られた時間ではありましたが,日頃活動している写真のアルバムや花束贈呈をはじめスライドショーの上映,記念写真撮影など心のこもったひと時を過ごすことができました。ご家族の皆さまのお喜びもひとしおのことと思います。二十歳を一つの契機として更に様々なことにチャレンジし大いなる飛躍を期待しております。
福祉サービスの第三者評価は,福祉サービス事業者の提供するサービスの質の向上を図ることを目的に,サービスの質について,公正・中立な第三者機関が専門的・客観的立場から評価を行うものです。また,評価結果を公表することで,利用者や家族がサービスを選択する際の情報の一つとなります。当事業団でも今年度はデイセンターまなびや,グループホームすてっぷ・じょい,学童クラブ,子ども発達センター通園事業あゆみで実施しています。主に事業所の自己評価と利用者評価(アンケート調査)を柱としています。ご協力をいただきましたご利用者の皆さまに心より感謝申し上げますとともに今後の事業運営に活かしてまいります。なお,評価結果につきましては順次公表していきます(福ナビ等)のでご覧ください。
年度末近くになると現年度の進行管理と新年度への準備のため忙しい日が続きます。平成26年度を初年度とした中長期計画は,間もなく第3期の3年間が経過し第4期を迎えます。現在中長期計画策定委員会で,この3年間を振り返りつつ事業団の将来像を見据えたうえで第4期の取り組むべき重点施策等を検討しています。令和5年度の予算編成も大詰めを迎えていますが中長期計画と連動させ着実な事業推進を図ってまいります。また,円滑な事務事業の推進には人材の確保は不可欠です。引き続き多様な求人活動を喫緊の課題として実施してまいります。
理事長 小林 一三