新緑が眩しい季節となりました。本来であれば心躍るゴールデンウイークですが,今年は様相が一変しています。4月7日に政府から新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発令されました。都内における新型コロナウイルスの新たな感染者はここ一週間やや減少傾向にあるようですが,依然として感染者数は増加しており予断を許しません。こうした中5月6日までとされている緊急事態宣言の期間については,「7日から,かつての日常に戻ることは困難」として,1か月程度延長する方向で調整が進められているとの報道がありました。

 

事業団では,これまで定例の施設長会議のなかで取り上げてきましたが,国,東京都,調布市その他関係する団体と連携し,多角的な即応体制を講ずる必要があることから新型コロナウイルス感染症対策本部を4月16日に設置しました。利用者の皆さんを感染症からどう守るのか,職員をはじめスタッフに発熱等があった場合の対応,相互協力体制の確立,在宅勤務の導入等々白熱した議論を交わしています。新年度に入り四月から新規採用職員12名が配属されました。予想しなかった職場環境のなかで戸惑いもあるかもしれませんが,皆で力を合わせて頑張っていきましょう。「なごみ」では外出や行事なども自粛又は規模縮小となっていますが,事業団周辺の散歩やテイクアウト喫茶,お弁当などで皆さん元気に楽しく過ごしています。新型コロナウイルスへの対応にあたっている医療従事者の方々に心から感謝と敬意を表するとともに,私たちに出来ることをしっかりと取り組んでいきたいと思います。

 

理事長 小林 一三