福祉サービス第三者評価事業が全国で実施されています。第三者評価とは社会福祉法人等の提供する福祉サービスの質を事業者及び利用者以外の公正・中立的な第三者機関が専門的かつ客観的な立場から行った評価と位置付けられています。その目的として,個々の事業者が事業運営における問題点を把握し,サービスの質の向上に結び付けること,また,第三者評価を受けた結果が公表されることにより,利用者の適切なサービス選択に資するための情報となることとうたわれています。当事業団では令和2年度において4事業所(なごみ,そよかぜ,すまいる,すくらむ)で受審しました。利用者調査や組織マネージメント,サービス分析,事業者が特に力を入れている取り組みをはじめ職員自己評価も行うなど多岐にわたる実施項目となっています。それぞれの調査結果は詳細に分析され,「特に良いと思う点」や「さらなる改善が望まれる点」も付記されており事業団全体として評価結果を共有し,今後の福祉サービスの質の向上に活かしてまいります。

 

新型コロナウイルスの感染拡大は新規感染者がやや減少傾向をみせている一部地域はあるものの,依然として高止まりの状況が続いています。非常事態宣言も常態化するなか先行き不透明感は拭えませんが,改めて感染拡大防止の取り組みを進めていかなければなりません。ここに来てワクチン接種もペースが上がってきているとの報道もありますので終息の兆しが見えてくることを期待していきたいと思います。

 

色とりどりのアジサイの花が咲きだしました。間もなく関東地方も梅雨入り,今年の梅雨は広い範囲で大雨に注意だそうです。地球温暖化も関係しているのでしょうか,線状降水帯やゲリラ豪雨など予期せぬ災害がいつ起きてもおかしくありません。いざという時の備えや安全の確保に向けた取り組みを進めていきたいと思います。

〇令和3年度第1回監事監査(決算監査)
5月14日(金),大槻・植松両監事により事業の運営状況及び予算の執行状況について,令和2年度事業報告書,財務報告書に基づき決算監査が実施されました。業務・予算執行状況とも適正に処理されていることの確認をいただきました。

〇令和3年度第1回理事会(決算理事会)
5月21日(金),令和3年度第1回理事会が開催され,令和2年度事業報告書,決算報告書,臨時職員就業規程の一部改正,次期評議員候補者の選任,評議員選任委員会の招集,定時評議員会の招集についての議案を提出し,何れも承認されました。

<主な質疑>

・給食における共助の検討の内容について,利用者の健康対応について,緊急事態宣言の解除後における独自の緊急事態宣言について(なごみ),・実習生等の受け入れについて(そよかぜ),・家族との連携について(すまいる),・職員体制の内容について(まなびや),・移動支援体制強化事業の取り組みについて(ちょうふだぞう),・地域ネットワーク事業の取り組みについて,グループホームにおける世話人の充足状況等について(すくらむ),・児童発達支援センターについて(あゆみ),・児童虐待防止センターの市への移行に伴い今後の当該事業の報告の形態はどうなるのか(すこやか),・学童クラブの定員について,・ゆずのき学童クラブのこの一年振り返った様子は。

理事長 小林 一三