明けましておめでとうございます。皆さまお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
お天気にも恵まれ,穏やかな一年の幕開けになるかと思いましたが,年始早々,石川県能登地方を震源とする地震があり,北陸を中心に日本海側の広範囲で津波警報が発表され,各地で津波が観測されました。住宅の倒壊,道路の亀裂・陥没,大規模火災の発生など被害状況が明らかになるにつれ,甚大な災害であることに驚かされます。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。災害はいつ起きるかわかりません。いざというときのために日頃から災害への備えに万全を期していかなければと思いを新たにしています。

久しぶりに,元旦は内房で過ごしました。どこまでも続く砂浜,寄せては返す波の声,ゆっくりと帆を進めるヨット,時がたつのを忘れます。防砂林をぬってジョギングを楽しむ人,凧揚げ・ボール遊びに興ずる親子・・・コロナも落ち着きを見せ始め,制約なく生活できる喜びはかけがいのないものです。ここ事業団では,年末年始も休みなく活動を続けたグループホームや入所施設の“なごみ”でも,一時自宅で過ごされていた利用者さんが徐々に戻られ賑やかになってきました。元気な笑顔に満ち溢れ,新春をみんなで迎えられることは素晴らしいことです。誕生会や“しんねんをいわうかい”など楽しい催しも目白押しです。今年もさらに充実した年になりますよう頑張っていきましょう。

令和6年度に向けた取り組みとして,「(仮称)調布市デイセンターまなびや国領」については,令和6年度市からの受託に向け,円滑な運営が図れるよう準備を進めてまいります。また,同一建物の「(仮称)調布市ワークライフカレッジすとっく」についても,既存の支援枠組みに乗れない知的障害者などの居場所を確保し,多様な学びをとおして,就労等社会参加に向けて取り組めるよう,事業内容を市と協議・検討してまいります。一方,調布基地跡地南側に設置される「重度知的障害者の生活介護事業等」について,東京都から事業者として選定されました。障害当事者の安定的な地域生活の実現のため,3市(三鷹市・調布市・府中市)協働の事業として予定通り工事が着工できるよう取り組んでまいります。 さらに,児童福祉部門での公的な役割の推進として「調布ケ丘児童館」受託に向け,同児童館学童クラブの受託運営開始に向けた取り組みを進めてまいります。

今年も,市民の皆様の期待に応え信頼される法人として,全職員一丸となって取り組んでまいります。本年もご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

〇令和5年度第3回評議員会
12月7日(木),令和5年度第3回評議員会が開催され,第二次補正予算(案)についての議案を提出し,承認されました。また,第2四半期事業報告及び(仮称)調布基地跡地福祉施設,規則・規程の改正,施設の長の任命について資料に基づき報告を行いました。

<主な質疑> ・国領児童館では中高生の利用も増えているとあるが,どのような活動内容になっているのか・ウルトラキャンプへの参加は子どもたちにとって自信につながっていると思うが,その活動内容は(国領児童館)

〇令和5年度第2回臨時理事会                                               
12月15日(金),令和5年度第2回臨時理事会が開催され,職員給与規程の一部改正(案)についての議案を提出し,承認されました。また,ふれんず実地検査の結果及び虐待防止委員会設置要綱について資料に基づき報告を行いました。

理事長 小林一三