調布心身障害児・者親の会が設立50周年を迎えられました。心身障害児・者の母親16名が公民館に集まり「親のつどい」を開催したのが親の会の始まりとか。それから半世紀、この間、障害のある幼児の教室「あゆみ教室」から「あゆみ学園(現在の調布市子ども発達センター)」や「調布市希望の家」、20年越しの夢であった知的障害者援護施設「なごみ・そよかぜ・すまいる」の設置に向けて大きな力を発揮され、障害者福祉の向上に燦然と輝く足跡を残されてきました。これまでの活動に深甚なる敬意を表すとともに感謝申し上げます。

例年、親の会の皆様には率直な意見交換ができる場として話し合いの機会を持たせていただいております。先輩たちの築いてこられた実績を若い世代が継承し、いつも笑顔とパワーに満ち溢れ私たち事業団職員の支えになっています。今後とも皆様と協力し障害のある市民一人ひとりが生き生きと過ごせますよう共に力を合わせていきたいと思います。

先日、晴天の秋空の下、2018すずかけフェスタを開催しました。会場の中庭は利用者さん、家族の皆様、地域の方々など大勢の参加者で大賑わいでした。今年もボランティアで恒例のすずかけサンバ隊や和太鼓のはねっ鼓、親の会のレインボーズ、多摩スマイル吹奏楽団、外国語大学チアリーディング部、ハワイアンバンドWITH平井萌花&ペイリンの皆さんに出演いただき、利用者のみなさんも「どらえもん」「さんぽ」「明日がある」を大合唱し、リズムに合わせて見事なダンシングを披露していただきました。準備からお手伝いいただきました家族会の皆さま、近隣商店街やボランティアの皆さまありがとうございました。今年の事業団表彰は多年にわたり評議員として当法人の発展にご尽力いただいた方(上田和子様)、多年にわたり華道や美術創作、書道などの活動にご貢献いただいた方(鎌倉ゆみ子様)、子どもたちに素敵な遊具を寄贈いただきました京桜会の皆さまに表彰状をお贈りいたしました。心より御礼申し上げますとともに、これからも当事業団を温かく見守っていただければ幸いです。

朝晩は日一日と寒さを感じられる季節になってきました。今年は猛暑と度重なる台風の強風により木が倒れたり、農作物に被害が出たりと異常気象に振り回された年でした。事業団の周辺の街路樹もすっかり葉が落ち、間もなく冬の季節の到来です。皆さま風邪などひかれませぬよう、御身ご自愛ください。

理事長 小林 一三