新年度を迎えました。ここ数日は花冷えの日が続いておりますが、事業団のあるスタジアム通りも満開の桜が咲き誇り、心華やぐ季節の到来です。今年は味の素スタジアムでラクビーワールドカップの開幕戦が、また、2020年はオリンピック・パラリンピックの祭典が開催され、武蔵野の森総合スポーツプラザでは開会式、近代五種、バトミントン、車いすバスケットボールが行われます。世界のトップアスリートの競技を間近に見ることができ、利用者とともに楽しみたいと思っています。さらに、次代を担う子どもたちにとっては、平和を希求する心の育成や障害者スポーツの振興はもとより、障害者への理解促進、ノーマライゼーション社会の実現につながるよう願っております。

先ほど4月1日付人事異動・新規採用者辞令交付を行いました。今年の採用者は10名。この3月に学び舎を卒業され新社会人として第一歩を踏み出された方、すでに障害者福祉や子育て分野での経験がある方など様々です。今年は当事業団も設立して20周年を迎えます。この間、事業団を取り巻く環境は大きく変化しています。時代の流れのなかでしっかりと継承していくことと新たな道を切り拓いていくこと、そのいずれもが貴方たち若い世代に託されています。これまでの経験や学んでこられたことを活かしてそれぞれの分野で思う存分がんばってください。大いに期待いたしております。2日はデイセンターまなびやの入所式、5日は施設長会、8日には「あゆみ」新入園児の初登園が始まります。そして9日は今年もなごみ利用者さんを中心に「わかばの会」と忙しい日々が続きます。

平成31年度の当初予算額は、昨年より6,100万円増の20億4,200万円余となりました。平成31年度は第一小学校区域におきまして利用希望者の増加に伴い、この4月から新たに「かみふだ第2学童クラブ」が開設の運びとなり、当事業団が運営を受託することになりました。また、9か所目のグループホームを布田地域に開設することになりその準備も始めています。当法人では、第2期の中長期計画が平成31年度で終了することから第3期及び第4期を展望した計画の策定を着手しております。障害者支援と子育て支援の両輪で引き続き事業を推進し、地域に根ざした事業団運営を行ってまいります。

〇平成30年度第4回理事会
3月20日(水)、平成30年度第4回理事会が開催され、じゃんぷユニット増について及び平成30年度第2次補正予算案、平成31年度事業計画案、平成31年度当初予算案等の審議事項15件の議案を提出し、何れも承認されました。

〇平成30年度第4回評議員会
3月28日(木)、平成30年度第4回評議員会が開催され、平成30年度第2次補正予算案及び平成31年度事業計画案並びに平成31年度当初予算案の審議事項3件の議案を提出し、何れも承認されました。

理事長 小林 一三