新年度に入り3か月が経ちました。先週,この4月に採用された職員の面談を行いました。事業団では,各職場に配属されると指導職員の下ОJT研修を実施しています。新人職員は1日を通じての業務の振り返りを行い,指導職員から意見・助言がコミュニケーションノートによって交換されます。今年はコロナウイルス対応に翻弄され,通常業務を習得する機会が少なかった感は否めませんが,利用者さんと向き合い一歩ずつスタートを切っていることは確かです。面談における自己評価は総じて厳しめでしたが,所属長の見解は利用者への配慮も出来ている,保護者への対応も丁寧,皆と協調して頑張っているなど高評価でした。これから末永く事業団職員として研鑽され,障害者支援と子育て支援の中核として大きく羽ばたくことを期待しております。

 

学校も始まり,経済も再開するなかで日常生活が少しずつ戻りつつありますが,都内では依然として感染者が確認されており引き続き注意が必要です。事業団でも,入所施設における帰宅要件や家族の面談要件の緩和や夏祭りは感染防止の観点から,フロア単位で計画するなど工夫を凝らしています。通所施設「そよかぜ」では,活動の再開としてちょっぴり散歩の範囲を広げ,先日市内にある“鬼太郎ひろば”に向かいました。ぬりかべクライミングや一反もめんベンチ,鬼太郎の家すべり台など,皆楽しい時間を過ごしました。フレッシュベーカリー「すまいる」では,販売先の高齢者施設や企業のテレワークの影響からか売り上げの回復にはまだ時間がかかりそうです。すでに再開している「ちょうふだぞう」の開放スペースの他,7月1日からは客席限定で「ほっとれ~る」のイートインの営業も再開します。梅雨が明ければ今年も暑い日が続きそうです。マスクの着用も日常生活の一つとなりましたが,熱中症にならぬよう注意しながら夏を乗り切っていきたいと思います。

 

〇令和2年度第1回評議員会

6月8日(月),令和2年度第1回評議員会が開催され,令和元年度決算報告書についての議案を提出し,承認されました。また,令和元年度事業報告書及び規則・規程の制定,改正について報告しました。

<主な質疑>

・コロナウイルスの影響と各施設の取り組み状況について,ゆずのき学童クラブについて,すまいるでの工賃減額補填に伴う調整について,救急救命講習会への参加状況について,福祉サービス第3者評価の受審状況や評価をどう反映し取り組んでいるのか,まなびやの医療的ケアが必要なバス送迎の現状について,あゆみにおける給食提供と考え方について,PCR検査の対応についてなど。

 

理事長 小林 一三